お金がなくても、まずは手遅れになる前に・・・ |
「お金の心配をしなくても安心してかかれる自分たちの医療機関が欲しい」という声に、地域住民と医療従事者が手を携えてつくられたのが、岐阜勤労者医療協会(岐阜勤医協)です。
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私たちが一貫して大切にしてきたことは、「お金のあるなしで命が差別されてはいけない」ということです。 |
この「無差別・平等」の理念を掲げる岐阜勤医協では、差額ベッド料金は一切いただいておりません。個室の利用は、患者さんの病状に応じて決めています。私たちが加盟する、全日本民主医療機関連合会のこうした取り組みを朝日新聞が報道もしています。
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大企業による「派遣切り」「雇い止め」「人員整理」、「倒産」や「廃業」で、市民の暮らしはいっそう深刻になってきています。その結果、医療費の支払いが困難で治療を中断したり、保険料が支払えなくて保険証が発行されず、手遅れになる患者さんの事例も増えてきており、命や健康を守る私たちにとっては心が痛みます。 |
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私たち岐阜勤医協の病院・診療所は、社会福祉法に基づいて、経済的な理由により適切な医療を受けることができない方々に対し、無料または低額な料金での診療を2009年6月1日から開始しました。岐阜県内の一般病院では初めての取り組みとなります。 |